「百寿者」急増と介護報酬の引き下げ

急増「百寿者」変わる老いの常識

こんにちは。東京都日野市の女性税理士 坂 有希子(ばん ゆきこ)です。

私は昔から「こころ」というものになぜか興味を持っています。
若いころは、小さなことでいちいちクヨクヨして、とても生きにさを感じていたからかもしれません。

先日、NHKのクローズアップ現代で、「百寿者」(百歳を超えるお年寄り)の心について特集していました。
それが自分的には、なかなか面白かったのです。

お年寄りに調査をしたところ、その人たちの生活環境がどうであれ、ほとんどの人が
「幸福感」に包まれて暮らしているということがわかりました。

それは「老年的超越」という現象だそうです。

お年寄りたちは、すでに亡くなった身近な人などの「見えない存在」たちとのつながりを感じ、
毎日がキラキラとして、感謝の気持ちに包まれているそうです。

私は毎日、あるデイサービスの前を通ります。
朝、車で連れてこられ、そこで一日、テレビを見たり、お茶を飲んだり、職員さんたちと体操したり。
それを見て、何だか歳をとるというのは、悲しいことのように思っていました。

でも、それは誤解だったのかもしれません。

みんな毎日を生き生きと楽しんでいるのだとしたら、とても素敵なことですよね。

若いころの生きにくさ。
それが段々と歳をとるにつれて、楽になってくる。そして、百歳を超えるようなお年寄りになったときに
苦しみとは無縁の幸福感に包まれる。
そういう未来が待っているとすれば、歳をとることの恐怖も薄れるような気がします。

介護報酬改訂の報道

同じ日のニュースで、2015年の介護報酬の改訂により、報酬が引き下げられるということが報じられていました。

介護現場の人たちの待遇改善と介護保険の維持のために3年に1回改訂が行われており、それが2015年にあります。

それによると、介護報酬は引下げられるとのことでした。

現在、介護事業者の平均の利益率は8%程度。一方、日本の中小企業の平均の利益率は2%程度。
なので、中小企業の利益率の水準に合わせるとすると、6%程度の引き下げ幅があるとのこと。
また、特別養護老人ホームなどを経営している社会福祉法人についても、内部留保が多額にあるため、
介護報酬を減らしても経営に問題はないとのこと。

なんて乱暴な議論なんでしょうか。本気で介護事業を営みたい、営んでいるという人に失礼な話です。
大手の介護事業者と小規模な介護事業者では、それぞれ置かれている経営状態は全く違います。

社会福祉法人だって、内部留保を好きに使えるわけではありません。

超高齢社会をうまく舵取りできるか?

日本の財政状態の中で介護保険をうまく機能させるためには、介護報酬の引き下げは仕方のないことかもしれません。

しかし、このままでは介護の現場で働く人はもっと悲惨な条件で労働することになるでしょう。
そうなれば、介護保険の崩壊の前に、介護制度は機能不全を起こすことになります。

お年寄りが幸福感に包まれて、安心して暮らせるように、何とかしていきたいと強く思います。
明日は我が身なのですし。

自分には何ができるだろうと考えたとき、やはりそのような介護事業をしたい人を会計面や税務面でサポートするという
ことしかないと思います。もっと勉強してみたい分野です。

ではまた。

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