まだまだ完全ではない電子化|クレジットカード納付

便利な電子化

こんにちは。

この世の中、電子化は進んでいます。税務業務の面でもだいぶ電子化は進んできました。

私たち税理士の場合には、今はほとんど電子申告をしています(もちろん内容によってはできない場合もありますが)。個人の確定申告はもちろん電子申告ですし、法人税の申告も電子申告しています。国税庁は本気で電子申告を推し進めようとしていて、紙で申告を行っている税理士のところには粘り強く電話をかけて電子申告するよう説得し続けた結果でしょう。

申告だけが電子であっても、利用者側の利便性は中途半端です。納税の部分でもできるだけ手間をかけずにしたいところです。

この点も国税庁は本気を出してシステムを開発しています。

ダイレクト納付(事前承認が必要)、インターネットバンキングによる納付、クレジットカード納付といくつか種類を設けて、できるだけ便利に納税できるようにしています。

こういうものがないときには、納付書を作成して金融機関に納付書と現金を持参し納付するという方法しかありませんでした。もちろん今も納付に関しては、この方法を採る方が多いと思いますが、国税庁のインターネットバンキング納付などを実際にやってみると、すご~く便利だと感じます。この暑い中、わざわざ金融機関に行って、窓口で並んだりしなくて済むと思うと、それだけでストレスが軽減されます。

国税庁は本気だけれど

先日、ある法人で電子納税をしようと思いました(クレジットカード納付)。法人の申告なので、税務署、都税事務所、市役所の3つに申告及び納付する必要があります(多摩地域の法人です)。電子申告自体はすんなりいきます。しかし納付となると、税務署、都税事務所、市役所それぞれ対応が違うのです。

税務署は本気でシステムを構築していますので、あっさりとできます。電子申告を終えたあと、国税庁のメールボックスに入ってきたメールを開きます。するとリンクが貼られていて、クレジットカード納付のリンクをクリックすることで、簡単にクレジットカード納付のページに飛ぶことができます。あとはそのページに指示に従って手続きをするだけ。電子申告の内容が反映されているので、納税額を自分で入力する必要もないです。本当に簡単ですし、便利です。

一方、市役所について。その市ではそもそも納付は電子化していませんでした(これは各市町村によって対応が違います)。市役所に問い合わせたところ、以前は電子納付ができたけれどやめました、将来的にはまたやりますとの回答。時代に逆行していますね。仕方なしに納付書で対応。結局、金融機関に行く手間は省けません。

さらに都税事務所についてですが、クレジットカード納付自体はできます。しかし、電子申告の情報から簡単に電子納税へとはつながりません。何と電子申告が終わったあとで、都税事務所に電話をかけます。そして法人名などを伝えて電子申告の情報を確認してもらいます。その後、その情報に基づき都税事務所は納付書(クレジットカード納付をするための番号などが書いてある)を作成し、郵送してきます。嘘でしょう?と思いました。アナログです。。。

次の日に納付書が届きました。

ですが、申告にちょっとした不備があり、電子申告を再度し直しました。念のため都税事務所に電話して聞くと、納付書を作り直すということで、また郵送してくるとのこと。もちろん再送信した私がいけないんですけど、どうしてまた郵送が必要なのか。本当に疑問でした。納期限が迫っている場合は注意が必要ですよね。

国税庁の本気度はかなりのものです。しかし、都税事務所や市役所については、まだまだなんですね。納税先すべてが電子納税に対応してくれなければ、手間を省くという点ではあまり意味がありません。

今後に期待したいところですが、お役所ですので正直なかなか難しいかもしれません。

結論としては、確定申告をする個人は便利だけれど、法人に関しては別に普通に納付書で納税してもいいんじゃね?ということです。クレジットカード納付したい方はマイル狙いということもあるので、手間がどうのこうのということではないのですが、そういう理由がない場合には、まだまだ普通の納付書の対応でいいのかもしれません。

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