「スピーチの教科書」|人の心を動かすスピーチを作りたい

人生の中でスピーチをしなければならない機会は誰しもある

こんにちは。

誰しもスピーチをお願いされる機会があると思います。
友達の結婚式のスピーチや朝礼、はたまたPTAなどの集まり。
ちょっとしたものを含めると、意外に人前で話すという機会はあるものです。

私も昔、友人の結婚式でスピーチを頼まれました。
もともと人前で話すことに苦手意識がありましたし、場数も踏んでいない自分は、とりあえず「結婚式のスピーチ」というような本を買ってきて、無難な話をして事なきを得ました。
でも、手元に用意した原稿を読み上げる形になってしまいましたし、人に感動を与えるようなスピーチではなかったと記憶しています。「結婚式のスピーチ」のような本は、形式的で無難なまとめ方に主眼が置かれた本です。
まだ本当のスピーチの意味がわかっていない私は、そのような本に沿ってまとめてしまったのです。当然誰の記憶にも残っていないと思います。

自分に足りないものが見えてきた

独立をして、人前で話すという機会が増えるようになったので、話すことに苦手意識のある私は、話し方教室に通うことにしました(話し方教室について書いた記事はこちらです)。

おかげさまで、人前で話すことの苦手意識はだいぶ払拭されました。

けれど、足りないものがあるのです。

それは、スピーチの原稿そのものです。

話し方教室でも、いろいろ教えてはくれます。
けれど、それは相手にできるだけ簡潔に相手に伝える内容の作り方だったり、話を3分以内にうまく収める方法だったりです(そういうことは少しは教えてくれますが、やはり話し方が中心なので、原稿の作り方もあまりうまくはなりません)。

自分が求めているのはそういうものではありません。
荒削りでも人に感動を与える、人の感情を揺さぶることのできる内容はどうやったら作れるのかということが知りたい。

そういうことを考えるうちに、佐々木繁範さんという方の書いた「思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書」という本を手に取りました。

「スピーチの教科書」

世の中にはスピーチライターという職業があります。

オバマ大統領や安倍首相のような政治家や企業のトップなど大勢の前でスピーチを求められる人は、原稿をすべて自分で考えるのではなく、専門のライターと共同作業で作り上げるのだそうです。

この本の佐々木繁範さんは、ソニーの出井社長のスピーチライターとして活躍された方だそうです。

出井社長がどんなスピーチをしていたのかは、残念ながら知る由がありませんが、この本の文章を読んでいくと、さぞや理知的で上品なスピーチをしていたのだろうと推測できます。

この本は、故スティーブジョブズのスタンフォード大学での卒業式のスピーチをモチーフにしながら、スピーチの構成などの基本的な内容から、話の組立て方、人の感情をどうやったら揺さぶることができるスピーチとなるかなどについても丁寧に教えてくれます(このスピーチはご覧になったことのある方も多いと思いますが、まだであれば絶対に見ておいたほうがいいです)。

あまりこのような本はなかった気がするので、新鮮な気持ちで読めます。無難なスピーチとは対極である深い内容を模索しています。
ものすごく勉強になります。かなり刺激を受けます。
自分の足りなかったものをこの本で補えそうな気がします。

心を込めた準備、心を込めて話をする

この本のメインメッセージは

「心を込めてスピーチを準備し、心を込めて話をすれば、たとえ華麗なパフォーマンスができなくても(原稿を参照しても、ジェスチャーが事務でも)、必ず思いを届けることができる。」

ということです。

相手のことを考え、相手に何かを提供できるように考える。そして、心を込めてそれを実行する。
これってすべての仕事に通じることですね。特別なことが求められているわけではないんだな~。

ついついスピーチを頼まれるとやっつけ仕事になり、何とか無難にこなそうとしてしまいがちです。
それってもったいないことですよね。自分の枠を壊して新しいことを手に入れるいい機会を逃しているんじゃないかと思うのです。

私も一つスピーチをする予定があって、今それについて考えているところなのですが、この本のおかげで心を込めてやってみたいなという前向きな気持ちになりました。

ではまた。

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