フリーランス女性の産前・産後|セイフティ・ネットのあり方

NHK「おはよう日本」

こんにちは。

今朝のNHKニュースの「おはよう日本」でフリーランス女性のセイフティ・ネットに関するニュースをやっていました(NHKのニュースが嫌いな人もいるかもしれませんが、朝のこの番組は色々な社会問題をやっていたりするのでスポーツと芸能が主たる話題の民放よりもおススメです)。

フリーランスは会社員に比べると、セイフティネットの部分がとても弱い、特に女性が子供を出産する前後に関する保障があまりにも脆弱であるという内容です。

自分もフリーランスですので、大体はわかっていたつもりでしたが、子供を産んだときには、会社員の立場だったので、これほどまでにフリーランスの女性が大変だとはわかりませんでした。

たとえば、会社員の女性が出産する場合には、出産一時金が健康保険組合から出たりします(出産時にかかる費用をほぼ全額カバーできます)。
また、産前・産後のある一定期間については、収入の約3分の2程度の給付を受けることができる制度があります。さらに、会社員の女性の産前・産後は、厚生年金保険料や健康保険料の徴収が一時的に免除されるという制度もあります。

これらの恩恵をフリーランスの女性はほとんど受けることができないというのです。

月給30万円で換算した場合、会社員の女性とフリーランスの女性では約300万円ほどの差がついてしまうそうです(産前・産後の一時金や給付金の差)。これは本当に驚きです。

好きでフリーランスになっているんでしょう?

このようなニュースを見ると、こう言う人がいるかもしれません。

「好きでフリーランスになっているんでしょう?そんなことあらかじめわかっているんでしょう?」

そういう主張も成り立つかもしれません。確かに好きで会社員ではなく、フリーランスという立場を選択している人もいるでしょう。けれど、セイフティネットは、万人に平等であるべきものです。立場の差でここまで差が開くというのは、おかしいような気がします。

日本には失われた20年がありました。

景気が悪かった時代は雇用は安定しませんでしたし、仕方なしにフリーランスという立場になっている人もいるでしょう(現に非正規雇用というものが社会問題化しています)。

そして、フリーランスの女性は、そのようなセイフティ・ネットがないばかりに、産後すぐ(1ヶ月程度)に仕事に復帰する人が非常に多いでそうです(フリーランス女性の約45%が1ヶ月で仕事に復帰しているそうです)。まだ産後の体調も良くなっていないときに、赤ちゃんのお世話と仕事を両立しなければならないというのは、肉体的にも精神的にも大変なことです。出産前に比べると収入が減ってしまうこともあるので、第2子を諦めてしまう人もいるそうです。

しかもフリーランスの女性は、会社員の女性よりも保育園の選考で不利になってしまうことが多いということも見逃せない事実です。

どうしてこんなにまでも差がついてしまうのか、フリーランス女性の立場から見て、とても不思議で仕方ありません。

フリーランスという働き方

フリーランスは会社員に比べて、収入が安定せずに厳しい働き方ではあります。
でも時間の調整もつけやすいので、子育て中のお母さんにとってはいい働き方であるとも言えます。
今は介護離職なども増えていて、会社員として働けない人も多い時代です。

そんな人にもフリーランスという働き方は、有望であるといえそうですよね。

社会の担い手という意味では、会社員もフリーランスも同じです。
ただ、立ち位置が少し違うだけ。

個人がどんな働き方の選択をしたとしても、ある程度一定の社会保障が受けられるように、制度をもっと変革してほしいな切に感じます。
これも働き方改革の一つであると思うのです。

ではまた。

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