会計ソフトfreeeを使ってみた感想|個人事業主としての立場と税理士としての立場から

会計ソフトfreee

世の中いろいろな会計ソフトがあります。

私は税理士として、そのいろいろなものに触る機会があります。

今は、たまたま縁あってfreeeという会計ソフトを使う機会が多くなっています。
(MFクラウドも使用していますが、freeeが多いです)

freeeの社長のお話しを聞いたことがありますが、もともとはGoogleの開発担当だった方だそうです。
お若い方で、でも熱い情熱のありそうな話ぶりが印象的な方です。

中小企業(個人事業主も含めて)の経理をもっと良くしたい、効率化できるようにしたいという理念が元で始まった事業で、共感できるものがあります。

アメリカではfreeeのようなクラウド型の会計ソフトが主流のようで、日本でもこの流れは止まらないでしょう。

freeeを使いたいと思われる方からお問い合わせをいただく機会が多くなっております。
現在検討されている方もいることでしょう。

今日は、私が自分でfreeeを使った感想を書いてみたいと思います。

個人事業主としての立場、税理士としての立場からです。

個人事業主としての立場から

効率化は確実にできる

個人事業主の立場からいえば、ものすごく経理処理が楽になりました。

それなりにネットバンクなどを使っていたので、freeeとネットバンクを連動させてデータを自動取り込みするということに違和感はありませんでした。

銀行のデータの自動取り込み、クレジットカード明細の自動取り込み、suicaなどの自動取り込みをすると、自分で入力する必要がなくなってくるので、経理処理にかかる時間は本当に少なくなります。

気になった頻度(一週間に一回程度)でデータの同期を行い、ちょっちょっと処理をすれば、経理は終わりです。

スマホでレシートを撮影して、それを仕訳として取り込んでいくというような機能もついています。これも、ちょこちょことやればスキマ時間でできますし、難しいこともありません。

「よし今日は経理をやるぞ!」

というような時間は必要なくなります。

経理処理というものをあまり意識する必要がなくなるのです。

慣れるまでが少し難しいかもしれない

この問題は、どの会計ソフトを使ったとしても起きるのかもしれませんが、やはり使いこなすまで、少し難しく感じるかもしれません。

データの連動をしたものの、どうやって処理すればいいのか、重複するデータはどうやって処理するのか。いろいろわからないことは出てきます。それなりに自分で調べて解決できる自信のある方に向いている気がします。
あまり複式簿記を意識せずに、処理をこなしていけるところは、いいのかもしれません。
(私自身は複式簿記がわかるだけにまどろっこしく感じる部分もあります)

本当に難しいと感じる方は、私のような認定アドバイザーに相談してみるといいでしょう。

税理士としての立場から

税理士は記帳代行という仕事を行っています(やっていない人もいますが)。

この記帳代行という仕事は、お客さんからレシートなどの束を送ってもらって、ひとつひとつ仕訳入力をするものです。
freeeを使って、銀行やクレジットカードのデータを同期すれば、ひとつひとつ手入力をする必要はなくなりますので、効率化はできると感じます。

ただ、初期設定をするまでに結構手間取ることが多いです。
お客さんの口座の同期に時間がかかってしまうこともあるので、仕事が進まない場合もあります。
また、銀行口座、クレジットカード、その他の口座の同期をいっぺんに済ませてしまわないと、かえって非効率になってしまうこともあり、思うように業務を進められないということもあるのです。
これだったら、レシート見て打ち込むほうが早いのではないか、エクセルでデータをインポートするほうが早いのではないか、と思うこともあるのです。

つまり初期設定に時間がかかる。初期設定という山を越えれば、いろいろ効率化できる余地が出てくるというところでしょうか。

それでもやはり、このクラウド会計の流れは止められないでしょうし、お客さんの利便性、効率性を考えたら、うまく使いこなせるようにサポートしていくべきなのでしょうね。

ではまた。

坂 有希子会計事務所「ごあいさつ」はこちらから

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