どのお母さんにとっても小1の壁は不安である
こんにちは。
私は子供のころからマンガが大好きです。
昔はろくに活字の本は読まずに、マンガばかり読んでいました。
マンガを読んでいたおかげで漢字も覚え、漢字テストも得意でした(笑)
マンガは日本の文化でもありますし、マンガから得るものは大きいと思います。
とはいっても、大人になると、なかなか心底読みたいマンガには、出会うことはありません。
けれど、活字に疲れてしまったときにはマンガ最高(!)って思います。
暑くて読書もはかどりませんので、前から気になっていたマンガを買って読んでみました。
おぐらなおみ著の「働きママン小学校編 祝!ご入学 小学1年生の壁を突破せよ!」です。
どのお母さんにとっても、子供が小学校に入るというのは、大きな変化のときです。
私もそうですが、不安に思っています。
先輩ママたちにも、さんざん脅されているので、余計に心配です(汗)
著者の方はご自分が子育てをされた経験をマンガにして、世の中のお母さんたちに伝えようとしてくれてるので、
読み進めると、ものすごく共感できます。また、言葉ではない、マンガでの表現というのは、気持ちがリアルに伝わってくるのです。
母親は十人十色だけど悩みは共通
このマンガには、ヒロインを中心として、いろいろな母親が出てきます。
ヒロインママは、会社のお勤めの割とバリバリと残業もこなしちゃうような人です。
そのほかにも、外資系のIT企業にお勤めのキャリアママや病気のおばあちゃんの介護問題にも悩むシングルマザー、子育てがある程度落ち着いた先輩ママなどが出てきます。
みんなそれぞれの環境で、それぞれの感じ方をしながら、日々子育てをしているのです。
そして、ここでは子育ての大変さだけではなく、夫婦の関係についても多く描かれています。
今の日本社会は、どうしても子育ては母親中心です。父親は激務なサラリーマンということが多いです。
それが母親たちをどれだけ苛立たせるか。そういうことも丁寧に描かれているのです。
もちろん、父親が忙しいのは、本人のせいではありません。家族のために頑張って働いているのでしょう。
だけど、母親も仕事を適当にこなしているわけではなく、責任のある仕事をしているのです。
仕事とはどんな仕事であっても、責任がついてまわるのですから。
男の人は、妻がいてサポートをしてくれて、昔となんら変わらずに、いや、むしろよりいっそう打ち込んで仕事ができる。
一方で、母親にはサポートがない。
そんなジレンマが丁寧に描かれていて、素直に共感できるのです。
一皮向けたあなたがどんな仕事をするか非常に楽しみです
そういうつらい思いをしながら、なぜ母親たちは働くのか?
お金に困らないのであれば、必ずしも働く必要などないのではないか?
このマンガはそういうところまで、きちんと答えを出してくれています。
小学校に入れば、どんどん子供は大きくなり、自分の世界に飛び出していきます。
そのとき、置いてきぼりになった(と感じる)母親は何を思うのか?
たぶん、さみしいでしょうね。
けれど、私たちにはきちんと残るものがあるのです。
懸命に働き、子供と向き合い、人として一皮むけてみる。すると、成長した自分と仕事がきちんと残ってくれるのです。
著書を読んで思わずホロリとしてしまいました。
無駄なことなど一つもないのだな。。。と。
子育て中の方は、ぜひ読んでみてください。
ではまた。