臆病な心
先日、ある方と車の運転の話になりました。
その方は、若い頃はまったく運転しなかったそうですが、子供が産まれて仕事に復帰するに当たり、運転を練習して、その後仕事でも活用するようになりました。
最初はビクビクしていて、あまり運転が上手ではなかったようですが、今は都心にも車で行きますし、首都高なども平気で運転しているようです。すごいです。
一方、私は運転に自信がないですし、行ける自信があるところにしか行きません。
駐車場が停めやすいところしか行きたくないですし、首都高の運転もよっぽどのことがない限りしません。
若い頃(まだ20代の頃)は、割と平気で高速道路も走っていましたし、遠出もできていました。なのにいつの間にか、無難なことしかできない体質になってしまったようです。
心の癖
この話を夫にしてみると、私の考え方が理解できないそうです。
車の運転をするのは、彼にとっては楽しいことのようです。
というより、車というツールは自分の手足がどこまでも延長できるような気持ちになれる、そんなものであるようです。
どこにでもそれに乗って行きたい。
知らないところに行くのは、むしろワクワクする。
そう思うそうです。
できるだけ乗りたくない、怖いという私の考え方とは真逆ですね。
どうやら私の心は、小さく縮こまっているようです。
これが今や私の心の癖になっているみたいです。
考えてみればもったいない
こういう心の癖を持っている人は多いような気がします。
車の運転ひとつ取ってみても、私と同じように考えている人は結構周りにいるのです。
(とくに女性に多いような気がします)
一時が万事、新しいことを始めようとしても、「失敗するんじゃないか」と思ったり、人に何かを言いたくても、「怒らせるんじゃないか」と思ったり、誰かの手助けをしようとしても、「逆に迷惑になるじゃないか」と思ったりする。
常にネガティブな方向へ向かう心。
自分もそんな感じかもしれませんが、客観的に見れば、もったいないな~と思うはずです。
こんな心の癖はなんとか直していかないと、人生損しそうです。
心の中で不安に思う悪いことというのは、大体が杞憂であることが多いそうです。
よくよく考えれば、誰かをちょっと怒らせちゃったりしても謝ればいいですし、ちょっと失敗しちゃっても、深刻な失敗でなければ問題ないですよね。
こういうネガティブな心の癖がある人とない人の差。
歴然としています。
引き寄せの法則みたいなものをよく聞きますが、結局こういう心の癖が影響しているのでしょうね。
失敗することを恐れて何もしなければ、何も起こらない人生になる。
無難でそれもいいですが、どこか物足りなくなるはずです。
こういう心の癖に気が付いたら、
「心配ないよ」
と常に自分に言い聞かせたいですね。
ではまた。