法人税及び消費税の電子申告が義務化へ

日本経済新聞の報道

こんにちは。

先週の日本経済新聞の一面に、法人税と消費税の電子申告を義務化するという記事が載っていました。

日本経済新聞(ネット版)

財務省と国税庁は企業が法人税と消費税の税務申告をする際、インターネットを使った電子申告(e-tax)を義務化する方針だ。納税手続きを巡る官民の事務作業の効率化が狙い。早ければ2019年度から始められるよう与党の税制調査会や経済界と調整に入る。財務省などが6月までに具体案を詰め、18年度税制改正大綱に盛り込むことを目指す。

電子申告が思うように進まないのか

日経の記事によると、大企業では電子申告は進んでいないようです。
大企業独自の経理システムや指揮命令系統、あるいは慣習などがあるからなのでしょう。

確かに自分が仕事で関与させていただいているある大企業でも、数年前までは紙ベースでの申告をしていました。
ただ、ここ最近税務署からのプレッシャーが強く、電子申告に変更しましたが。。。

中小企業は、税理士が関与しているような会社であれば、電子申告にしているところが多いかと思います。
私の周りの税理士さんたちは、みんな普通に電子申告しています。紙でやっている人を聞かないくらいです。

所得税でさえ自分でやろうとすると電子申告は難しい

所得税の申告では電子申告(e-tax)は進んでいるイメージです。

しかし、一般の納税者の方に聞くと、電子申告をしていますっておっしゃる方はあまりいません。e-taxのシステムを使って申告書を作成したとしても、それを印刷して提出する方が多いですね。

なかなか国税庁が考えるようには電子申告は普及しないのかもしれません。
だからこそ法人税から義務化していこうとしているのでしょうね。

私も開業初年度、国税庁のサイトからe-taxを使って所得税申告書の電子申告をしたことがあります。

かなりわかりづらかったです。

マニュアルをざっと読んでもなかなかイメージがつきません。

私の場合は、税務代理をするというハードルがあるので、一般の方が電子申告を普通にやるよりも難易度が高かったせいというのもあるかもしれません。
かなり手こずって、やっとできたという印象です。

その後は税理士用の税務申告のソフトを使っているので、簡単に電子申告ができるようになりました(税務申告ソフトを使えば、電子申告の仕組みがあまりわからなくても、できる仕組みになっています)。

私はこういうことが苦手なほうではありませんが、かなりイライラしてしまった記憶があります。

ITの得意な方やそれなりに若い方で挑戦してみたいという意欲のある方であれば問題ないかもしれませんが、一般の納税者には実際難しいのではないでしょうか。

法人税はまた一段とやりにくいと聞く

国税庁のe-taxソフトのみで(税務申告ソフトを使わずに)法人税の電子申告をしたことはありませんが、本当にやりにくいと聞いています。

そもそも税理士がついていない方が法人税の申告書を作成しようとしても簡単にはできません。そのうえ、電子申告までやらなければならないというのは現実的ではありませんね。

それが2019年度からは義務化されるというのです。

一人社長などはかなり混乱されるかもしれません。

帳簿をつけるのは自分でやるとしても、法人税や消費税の申告については、税理士の力を借りたほうがいいのかもしれません。

ではまた。

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