あくまでも副業なのか仕事としての覚悟を決めるのか
こんにちは。
ハンドメイド作家さんたちも、この時期、確定申告に頭を悩ませているのかもしれません。
確定申告を考えている方は、初めはなんとなく趣味の延長でやってみて、そのうちにそれが少しずつ仕事として形を成していくというプロセスを踏んでいるのだろうと思われます。
ここから先、あくまでも趣味の延長のまま続けていくのか、それとももっと自分の仕事として大きくしていきたいかということをしっかり考えてみてください。
その上で、もし仕事として大きくしていきたい、大きくなるであろうと思われる方は、ぜひ青色申告をしてみてください。
私もこのサイト上で、ハンドメイド作家さんに向けて、情報発信をしていますし、今後もしていきたいと思っていますが、私が書いている内容は、青色申告をされるような方を前提として書いていることが多いです。
例えば、在庫の棚卸について書いた記事がありますが、これはあくまでも複式簿記で帳簿をつけている方向けの記事となります(ただし、原価を把握するという意味では、どの方であっても在庫の管理はしたほうがいいとは思っています)。
青色申告だと何がいいのか
青色申告には特典があります。
詳しくは以下の記事を参照していただきたいのですが、大きいものでは65万円の控除というものがあります。
売上から経費を差し引いた利益から、さらに65万円を引くことができるというものです。
この65万円×税率分が、白色申告よりも節税になるのです。せっかくなので使いたいものです。
青色申告にするためには
今まで白色申告だったけれど、青色申告にしたいと思った方は、青色申告承認申請書を出さなければなりません。
今は平成29年ですね。平成29年分の確定申告(来年提出する申告)から青色申告を適用しようとすると、平成28年の所得税の確定申告書の期限である平成29年3月15日までに青色申告承認申請書を提出する必要があります。
確定申告書を作成すると同時に、この申請書の作成も忘れないようにしたいものです。
青色申告のための帳簿って難しいのでは?
白色申告をされている方の帳簿を拝見する機会があるのですが、手書きでメモのように付けている方が多いのに驚きます。細かく付けている方も多いので、それは手間がかかっているだろうな~と感心することもあるのです。
もし青色申告をしようと思うのであれば、手書きではなく、パソコンでソフトを使って帳簿を付けることをおススメします。
今のソフトは簡単にできますし、銀行明細の自動取り込み機能なんかもついているので、かなり効率的に作業ができるのです。
なんのソフトがいいかと言われれば、割となんでもいいのではとは思いますが、それほど規模の大きくない作家さんであれば、弥生の青色申告なんかを使ってみるといいかもしれませんね(freeeやMFクラウドは月額利用料が高くなってしまいます。弥生の青色申告だと安く済みます)。
あまり知られていないところですが、弥生も銀行明細の取り込みができますし、使いやすくできています。
仕事として発展させていきたい人は早い段階で、青色申告にしてきっちり帳簿を付けることをおススメします。
ではまた。