研修ウィーク|基礎勉強の大事さ

今週は研修ウィーク

こんにちは。

東京も梅雨入りしましたね。
今日は少し肌寒いです。風邪をひいているひとも多いようなので、気をつけなければいけませんね。

今週は研修を沢山入れています。

昨日は、昭島というところで税理士会の研修がありました。

「1日で確認する不動産譲渡に係る重要実務論点」という研修で、講師は税理士の笹岡宏保先生でした。

笹岡先生という方は、資産税でとても有名な先生らしく(存じませんでしたが)、昨日は500名ほどの税理士が研修に参加し、大盛況でした。

正直、研修というのは退屈なものが多くて眠くなるという印象があるものですが、昨日の研修は5時間もの長丁場にもかかわらず、まったく眠くならず、エキサイティングなものでした。知的好奇心を大いに刺激されて帰ってきました。

先生が良いと、こんなにも研修というのは充実するものかと感心しました。

何がこれほどまでによかったかというと、
①研修テキストは講師の先生のオリジナルで、内容をきちんと作りこんでいること。
②話す内容について、講師の先生の見識が豊かで、単に読み上げることはせずに、自分の言葉で語ってくださること。
③税理士にとって、必要な内容・実務に関連する興味深い話が多いこと。
④単なる知識の詰め込みではなく、背景にある法的な考え方などから紐解いてくれていること。

などでしょうか。

受験時代は苦しかったけれど

民法の大切さ

昨日の研修で、講師の笹岡先生が何度も繰り返しおっしゃっていたことがあります。

それは民法に対する理解の大切さです。

税理士をやるにあたり、それはベテランの先生方がおっしゃられている場面を何度も見たことがあります。
正直、最初はピンときませんでしたが、今はそれがよくわかります。
税額の計算自体は、はっきり言えば税務ソフトがやってくれます(検証することは必要ですが)。
それよりも、資産税に関して言うならば、相談者が話す内容を法律的にどのように解釈していくかどうかが重要で、それには民法の知識や考え方が欠かせないのです。
私もそれで散々悩んだりすることがあります。

会計士受験時代の民法の勉強

私は、公認会計士受験のとき、民法を受験しました。
(当時は経済学か民法のどちらかを選択しなければなりませんでしたので、自分にとって興味のある民法を選択しました)

これが試験を受ける上で、自分にとっての最大の失敗だったと今までは思っていました。

公認会計士試験は論文式の試験です。
民法の試験は、問題にいくつかの事例が書いてあり、その事例を自分で分析し、法律構成し、判断し理由を述べるなどの論証をしていく必要があります(簡単ではありません)。
そのためには、膨大な論証例を暗記しなければなりません。
覚えた論証例は、おそらく500を超えていたと思います。それを理解し、暗記し、論述できるように練習する。そのための勉強は、気が遠くなるようなものでした。

もう一つの選択科目の経済学も十分難しいはずですが、民法のほうが明らかに時間がかかるような気がしていました。

受験生当時、勉強は本当に苦しかったです。
そのほかにも一杯勉強しなければならないものはありました。
本当に辛い勉強でしたが、おかげで自分にとって民法は得意な科目として最終的には合格に大きく貢献するものとなりました。

実務家になって気が付く基礎勉強の重み

昨日の研修を聞いていて、ふと思ったのです。

この研修は税理士向けの研修なので、それなりに難しいものなはず。
けれど、聞いていて難しいとは感じないし、むしろ興味深く聞けている。

もし、ほとんど民法の知識がない人がこの研修を受けたとして、果たして理解できるだろうか。

それは多分できないだろうと思います。
概略をなぞることはできるかもしれませんが、深い理解は追いつきません。

先生の話を聞いていて、「あれは民法ではどうだったっけ~?」なんて考え込む必要もなく、スーッと腑に落ちていく感覚。

もしかすると、これはあれほどまでに血を吐くように勉強したおかげかもしれないと。

基礎勉強をしていてよかったと思う瞬間でした。

無駄な勉強はない

今、公認会計士試験や税理士試験の直前期ということで、試験勉強が辛いと思っている人がいるかもしれません。

試験というものは、合否を決めるものなので、実務ではまったく役に立たないようなものがあるかもしれません。正直こんなに勉強したって、意味がないと思う人もいるでしょう。

合格するために、出るところに絞って勉強するということも否定されるものではありません。合格しなければ先には進めないのですから。

けれど、もし勉強する意味そのものがわからなくなってしまっているならば、私はこう言いたいです。
今の勉強は必ず未来に役に立つ。それが自分には理解できないとしても、どこかで必ず役に立つ。今の自分が将来の自分を支えるのだと。

合格するまでも勉強。合格してからも勉強。それは形は変わるかもしれないけれど、本質的はずっと続いていくのだと。

そんなふうに言いたいな~。

ではまた。

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