租税教室の準備作業
こんにちは。税理士にとっての繁忙期に入っています。
なんとなく気忙しいのですが、あまりそういう気持ちに左右されず、自分のペースを守って仕事できればいいなと日々思っているところです。
私の所属する東京税理士会日野支部では租税教室に取り組んでいます。
主に若手を中心に、20名ほどでグループを作り、日野市・多摩市・稲城市の小学校に行き、税金の授業を行います。
小学6年生が主な対象です。
小学校6年生というと、政治などについて勉強し、国会見学などもします。
そのタイミングに合わせて、税金の授業を我々税金の専門家が行うのです。
授業の練習したり、授業で配布するプリントを作ったり、黒板に貼るパネルを作ったりと、なかなか準備作業が大変なのです。
今日は午前中、税理士会でみんなで集まり、授業の最終準備を行ってきました。
このような活動は、ボランティアで行いますが、みんな真剣です。
子供たちが税金に興味を持つ大切さ
子供たちは、「消費税」などのニュースをテレビで目にすることはあるとは思いますが、きっとどこか遠い話として聞いているかもしれません。
また、親が税金について話をするのを聞いているかもしれませんが、きちんとした内容まではわからないでしょう。
「税金の負担は重たい、増税になる、税金は悪いものだ」という印象を持っているかもしれないですね。
どうして税金が必要なのか、税金がどう使われるのか、国の財政状態はどうなっていて、将来自分たちにどれだけの負担がのしかかってくるのか。
そういうことを知る機会はなかなかありません。小学校の社会の授業でもあまり触れないようです。
これから消費税の負担も重くなりますし、個人に対してかかる税金の負担はますます重くなるのが現実です。
こういう世の中だからこそ、早い段階で税金について知ってもらい、政治や経済に興味を持ってもらいたいと思うのです。
(選挙権も18歳からになりましたし、早い段階で勉強するのはいいことだと思います)
大変だけれど意味のある活動
税理士にとっての繁忙期である時期に、このような活動をするというのは正直負担があります。
どの税理士にとってもそうだと思います。
この活動に参加している税理士は、それぞれにいろんな想いをもってやっているのでしょう。
私自身は、いつか自分の子供の前で授業をしてみたいということ。
そして、自分の子供だけでなく、ほかの子供たちにも税金というわかりにくいものを理解する機会を持ってほしいということ。
地域社会で何かボランティアをしたい。それならば自分ができることとしては、一番よい活動ではないか。
そういう思いでやっています。
今年も誠心誠意やりたいと思います。
(子供たちはかわいいのですが、反応が正直なのでドキドキしてしまいます)
ではまた。