税理士業の奥深さと難しさ|横のつながりの大切さを実感した

得意と不得意、経験のなさ

こんにちは。

2月に入りましたね。
ご近所さんのお庭の梅は花を咲かせています。

春は近づいてきているようですが、自分にはまだまだ遠く感じられます。

今日は税理士業について思ったことを少し。

税理士は税務に関することならなんでもわかっていると思われがちですが、そんなことはありません。それぞれに得意不得意な分野はありますし、税務の知識はものすごく膨大なので、そのすべてを網羅できるている人はなかなかいないはずです。

また、どれだけ実務にあたっているかという点でも、人によっていろいろ差はあるかと思います。

自分のようなまだ経験の浅い税理士は、毎日わからないことが次々と出てきます。

むしろそれが普通なのだとは思っています。

資産税関連は本当に難しい

私はどちらかというと、法人や個人事業主を中心に仕事をしています。

ですから資産税という分野については、少し苦手意識を持っています。

先日、個人の不動産売却の申告について依頼を受けました。

あまり詳しくは書けませんが、相続が絡んでくるような案件です。

単純に税務の判断をすれば解決するという問題ではなく、遺産分割協議のあり方や不動産登記の実務などが関係してくるものでした。

そういう資産税の分野というのは、税務の範疇に収まるものではなく、法律の分野が深くかかわってきますので、民法やそれに関する判例の理解が欠かせません。

その依頼を受けたとき、私はそれほど深くは考えていませんでした。
しかし、よく考えれば考えるほど深みにハマってわからなくなってしまいました。
考えは先に進まないし、どうやって考えたらいいのかもわからなってしまったのです。

やはり資産税は、難しくてより専門性の高い分野です。

助けてくれる人がいる

私が所属する税理士会の支部では、税理士の間でメーリングリストをやっており、誰かがそこで質問すると、それに関する知識を持っている人が答えてくれたり、一緒に考えたりしてくれます。

今までは、恐れ多くて、そのメーリングリスト上で発信することはありませんでしたが、今回思い切って自分の悩みを相談してみました。
すると、ベテランの先生方が返信をくれました。

そこに書いてある内容は、私の知識を超えたもので、本当に勉強になりました。

また、お電話をくださった先生もいて、

「自分もそういう事案にあたったことがあるから、よかったら事務所に来ない?」

と言ってくださいました。

事務所にお邪魔すると、いろいろな本をコピーしたり、判例を準備していてくれました。
そして、今回の事案についても一緒に考えて下さり、なんとか結論にたどりつくことができました。

その先生は
「こういう問題は、簡単に結論を出すことができないんだよ。いろんな判例も出ているしね。お互いにこれからも勉強しましょう。」

そう言ってくれました。本当にありがたいことです。

サインすることの重み

税理士として独立する前、自分はどこかに所属してお給料をもらうという従業員という立場でした。
監査法人に勤めていたときも、プロとして判断をすることが大事と常に言われて仕事をしていましたが、やはり従業員である以上、最終的な判断は上の人がしてくれます。

従業員という立場は、判断をしなくていいという意味では楽な立場です。

自分で判断して、自分で申告書なり報告書にサインする立場になることの重みや責任を今はひしひしと感じています。

開業税理士は、そういう重みを知っているからこそ、本当に悩んでいる私のようなペイペイの税理士にも助け舟を出してくださる人がいるのだと思います。

今回のことだけではないですが、横のつながりというのも大事にしていかなくてはいけませんね。

自分はまだ税理士として未熟で、今はまだ助けてもらうことが多い身ですが、いつか今の自分と同じような人にアドバイスできるような税理士になりたいです。

ではまた。

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