自分も楽しむ読み聞かせ|本を選ぶ楽しさ

今年度最後の読み聞かせ

こんにちは。

私は小学校の読み聞かせボランティアに参加しています。
朝の会が始まる前の約20分間くらいの時間で、子供たちの前で本の読み聞かせをします。

今朝、今年度最後の読み聞かせに行ってきました。

初めてボランティアに参加したときは、緊張してしまっていましたが、今ではリラックスして楽しめています。
(意外に大勢の子供の前って緊張しますよ。反応が素直なだけに。)

本を選ぶ楽しさ

苦しいけれど楽しくもある

読み聞かせをするときに大変なことは、本を選ぶことです。

子供たちの前で読むこと自体は、慣れてしまえば苦にはなりません。

何の本を読むかということにすごく悩みます。

私は自分の子供のクラスで読み聞かせをしているので、2年生担当です。

2年生というとまだまだ幼い子供たち。

難しい文章を読んでしまうと退屈するし、だからといってあまりにも幼児向けの本だとそれもつまらない。
長すぎると時間オーバーになってしまうので先生に迷惑がかかる。
本のチョイスは誰もが悩む問題なのです。

悩ましいけれど、選ぶ過程はとても楽しいです。
この本だと子供たちは笑ってくれるかな?
こっちの本だと難しすぎるけどわかってくれるかな?
こういう本だと〇〇の理解ができるから役に立つかな?
そんなことを考えながら選びます。

今回は自分にとっては今年度最後の読み聞かせなので、どんな本を読むかかなり考えました。

楽しいだけの本から知的好奇心をくすぐる本へ

我が子を見ていると毎日成長を感じます。

今は2年生の我が子。

明らかに1年生の時に比べて知的好奇心がレベルアップしているように思います。

毎日小学校で勉強し刺激を受けているのでしょう。
少しずつ高度なことも理解できるようになっています。

そんな我が子を見ていると、今までよりもレベルアップした本を読みたいと思うようになりました。
単にワイワイ笑えるような本ではなく、みんなで考えるような本。
本に深いメッセージのある本。

「ふしぎなたね」

2年生の2学期といえば、掛け算を勉強する時期です。

ちょうど我が子も10月末から掛け算の九九を覚え始めました。

2の段を勉強したばかりの子供たち。

今ならば楽しめるだろうと思い、「ふしぎなたね」という本を選びました。

数学者の安野光雅さんという方が書いた本です。

なまけもののの男がある日仙人からふしぎなたねを2粒もらいます。

その種を1粒食べると1年間は何も食べなくてもお腹がすきません。
そして、1粒種を植えると、次の年の秋には2粒収穫することができます。

男は1粒は食べ、もう1粒は植えることにしました。

すると、次の年には2粒収穫できました。

またその種のうち1粒を食べ、もう1粒は植える。

その繰り返しです。

しばらく経って、男は気が付くのです。

食べるのを我慢して2粒植えれば、来年の秋には4粒になると。

それからは、どんどん収穫する数が増えていきます。掛け算の世界です。

最初は収穫できる種の数を計算するのは簡単ですが、どんどん数が増えてきて、難しくなっていきます。
途中で一部を倉にしまってみたり、街に売りに行ったりもします。お友達にプレゼントしたりもします。そうすると計算はどんどん複雑になってきます。結婚して子供も生まれます。
リアルな人生そのものです。

最後は嵐が来て、せっかく収穫した種のほとんどを失ってしまいます。
でもそこから立ち上がって、少しばかり残った種を植えて、また前を向いて歩きだすのです。

大人が読んでも発見のある素晴らしい本です。

一緒に考えてくれる子供たち

2年生の子供たちには難しいかもしれないと思い、読むべきかどうかかなり迷いました。
amazonのレビューや絵本ナビのレビューを見ていると、小学校の高学年に読んだという人もいました。

実際に子供の前で読んでみると、いつもよりもいい反応です。
本の最初の方からかなり盛り上がります。

計算をするところでは考えながら立ち上がっている子もいます。
みんな真剣に聞いてくれました。
まだまだ幼いと思っていた子供たちが自分の頭でどんどん考えています。

我が子のみならずクラスの誰もが成長しているのだな~と感心してしまいました。
子どもの知的好奇心というのは計りしれないものがありますね。

来年またボランティアを続けるかどうかはわかりません。
結構手間はかかりますので。
けれど楽しい経験なのは確かです。
小さなお子さんがいる方は、ぜひ一度やってみてください!

ではまた。

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