資生堂ショックにみる今後の日本への不安 | 働くママはこれからどうすればいいのか

NHKニュース「おはようニッポン」での報道

先日、朝のNHKニュース「おはようニッポン」を何気なく見ていると、「資生堂ショック」なるニュースが流れていました。

資生堂で働く美容部員さん(デパートなどの店舗で化粧品を販売する方たち)についての短時間勤務制度についての報道でした。

もともと資生堂の制度では、結婚して子供のいる美容部員さんたちは、土日の勤務や遅番といった夕方以降の勤務を免除されて、
平日の昼間に仕事するといった勤務制度を設けていました。

近年、資生堂の業績が悪化し、それを分析したところ、必要な販売員の人数が足りていないというケースがあるということがわかりました。
土日など客足が多く向くときに必要な人数の販売員がいなく、ビジネスチャンスを逃しているとのことらしいです。

また、独身の美容部員さんたちから、子供がいる人の土日・遅番勤務の免除は不公平だ、自分たちの自由な時間を過ごす権利が奪われているといった不満の声が多くなってきたようです。

そのため、資生堂の経営陣は、育児中の美容部員の勤務制度を変更し、子育て中の短時間勤務であっても、月に数回の土日勤務や遅番勤務を義務とする方向へ舵を切ることにしました。

育児休暇から復帰する美容部員さんたちに、DVDを配布し、制度の啓蒙を始めたとのことです。
そのDVDの冒頭では
「女性であること、制度に甘えるな」
「会社に支えてもらう人間ではなく、会社を支える人材になってほしい」
という趣旨の女性役員の言葉があるそうです。

ニュースを見て思うこと

ニュースでは、実際の子育て中の美容部員さんが出てきて、夫の助けを借りながら土日勤務や遅番勤務をこなす様子が出てきました。
その美容部員さんは、「将来のキャリアアップにつながるので、この制度は有意義」というようなことをおっしゃっていました。

確かに今の日本企業では、子育て中の女性で短時間勤務をしている人への評価は非常に厳しいです。
短時間勤務であるがゆえに、賃金は大幅に減額され、新入社員なみの給与水準に落とされることさえあります。
また、完全に戦力外とみなされ、業務内容は単純なものになり、およそキャリアアップにつながるものとはいえないでしょう。
したがって、今回の資生堂の新しい制度は、女性のキャリアアップにつながり、将来に渡り仕事を続けていくためには必要とも考えられます
(実際そういう論調の報道でしたし)。
そして、何よりも日本は資本主義社会で、企業は公益法人ではなく、営利を追求することが本質であるので、仕方のない部分もあります。

けれど、自分はどうしても穿った見方をしてしまうのです。

まず、そもそも制度として短時間勤務の美容部員が土日勤務や遅番勤務をしてこなかったことに対し、どうして女性役員が「甘えるな」と喝を入れるのかがわかりません。

制度があるから、取っていたに過ぎないんですよね。
また、リクルートのときに、会社のPRポイントとして、その勤務形態を前面に出していたはずです。
「うちは、こんな素晴らしい勤務制度があるので、子育てをしながらでも安心して働けますよ~」と言っていたはずなのです。

それを「甘えるな!」ですから。

まずは、今までのお約束していた勤務形態を維持できずに「すみません」と謝るのが筋ではないでしょうか?

大きい企業は平気でこういうことをするんだな~という感想しかありません。

業績の悪化は、本当に美容部員のせいでしょうか?インターネットテクノロジーの発達で、今までの販売の仕方が時代に合わなくなってきたとか、不況の影響で高額な化粧品が売れなくなってきたということは考えられないのでしょうか?

経営陣が先を見る力がないことを棚に上げて、美容部員さんだけにしわ寄せするのは少し違うな~と感じるのです。

これからの働く女性がかかえる不安

国は「一億総活躍社会」というスローガンを掲げています。
また、「女性が輝く社会」といって、働く女性を後押しを始めているところです。
なぜならば、高齢化社会で圧倒的に労働力が不足してくるからです。

一方で、このままでは国が滅びてしまうほどの少子化なのです。

若い人には産んでもらわなければならないのです。

働くことと子供を持つことの両方が求められています。

しかし、実態は働く女性には厳しい方向へと進んでいるように思えます。
今回の資生堂ショックは働くママにはつらいものです。おそらく仕事をやめざるを得なかった方もいるでしょう。

子供がいない女性からの圧力は厳しい。男性からの目も厳しい。
子育てもやらなくてはならない。甘えているわけでもないはずです。働くママは本当にいっぱいいっぱいでやっているように思えるのです。

「どうすればいいっていうの?」

と言いたくなりますよね。

私自身、大きい組織にいることがつらくなってしまったので、答えを持っているわけではないのです。
けれど、一つよかったと思えることは、やはり資格があって自分一人でもやっていこうと思えるものがあったということです。

資格があればいいというわけではありません。自分の方向性をきちんと決めていくということが大事だと思います。
そうすればたとえ会社を辞めたとしても、おのずと自分のやりたいことに向かって進めるのです。

もうグチグチ会社の悪口を言っていても仕方ないです。
要は自分がいかにハッピーに生きるかです。
会社を支える人材になろうなんて本気で思うことはやめ、自分がどうやったら楽しいか、イキイキできるか考えるべきなのです。

お若い女性は、まだ時間があります。
今のうちに自分のやりたいことやれることをきちんと見定めていってほしいなと思います。

あ、それと、できる限り激務で家事育児を奥さんまかせにする旦那さんではなく、一緒に協力して生きていける人と結婚したほうがいいのでは(?)と思います。このへんは結婚前によくすり合わせることが大事です。
(これは余計なことかもしれませんが)

ではまた。

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