なるべく早く青色申告へ移行しましょう|今年の申告準備と同時に来年について考えよう

青色申告のメリットはいろいろあるがデメリットは?

個人事業を営む人は、日々帳簿をつけ、3月15日までに前年の1月1日から12月31日までの所得を計算し、確定申告をしなればなりません。
確定申告は白色申告と青色申告があることは、ご存じかと思います。
事業を本気でやっていく人であれば、ぜひとも青色申告をおススメしたいところです。

青色申告には、青色申告特別控除というものがあり、複式簿記での記帳を行い、貸借対照表を作るのであれば、65万円の控除を受けることができる特典があります(簡易的な記帳の場合には10万円の控除)。

そのほかにも、青色事業専従者給与というものが認められ、一定の要件を満たす人に対する給与が経費として認められたり、損失の3年の繰越控除、30万円未満の減価償却資産であれば購入した年に一括して経費にできるなどのメリットがあります。

では、デメリットはあるのだろうか?

と、ふと考えました。

青色申告特別控除65万円を受けようとすると、複式簿記での記帳が必要になる。

ということくらいしか思い浮かびませんでした。

自分は複式簿記については専門家ですので、何の不安感もありませんが、やはり複式簿記をやったことのない方にとっては、ここがネックなのでしょうか?

青色申告会の無料相談に相談員として行くと、思いのほか複式簿記を採用して記帳している方は少ないことに気が付きます(10万円の青色申告特別控除を受けている方が多いです)。

でも、本当にもったいないな~と思います。

今は、いろいろいい会計ソフトがあって、複式簿記を完全に理解していなくても、ある程度できてしまうものです。
freee、MFあるいは弥生あたりを使えば自動仕訳などの機能もあるし、複式簿記を意識せずに、複式簿記ができてしまう機能などもあり、かなり楽にできます(実際には、完全に一人でやるのは難しいかもしれませんが)。
また、少しだけ複式簿記を勉強すれば、かなりわかってくるものです。

なかなか自分でできないな~と思う人は、最初だけレクチャーを受けてみるとか、記帳したものをレビューしてもらって間違っていないか確かめてもらうなどするといいかもしれません。
ちょっとしたサポートだと、それほど費用もかからないでしょうし、長い目で見ればお得だと思います(ただ、そういうサービスをやっている税理士さんがどのくらいいるかはわかりませんが)。

青色申告へ切り替えるにはどうしたらいいか?

話は変わって、現在白色申告を行っている方が青色申告に切り替えたいと思った場合にはどうすればいいのか?

残念ながら、今度の3月15日までに行う申告(今年分の申告)については、青色申告を行うことはできません。

今年分の申告は来年の3月15日までに税務署に申告書を提出することになりますが、そのときまでに青色申告承認申請書を提出すると、来年分の申告からは青色申告へと切り替えることができます。

青色申告承認申請

年末がだんだんと近づいてきたこの時期、今年の帳簿付けなどを行っている方なども多いと思います。
意外に所得が多くなりそうだな~などと思っている方で、まだ青色申告を行っていない方は、来年こそは青色申告へ切り替えてみてはいかがでしょうか?
今年分の申告を乗り切ることだけでなく、先を見た経営をしていきましょう。

ではまた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする