日経平均18000円台回復とNISA(少額投資非課税制度)

18000円台回復まで長かった

こんにちは。東京都日野市の女性税理士 坂 有希子です。

今日、日経平均株価が18000円に届きましたね~。
本当に長かった。これでやっとリーマンショック前の水準に戻った感じですね。
私は2004年くらいに投資を始めました。その頃は日経平均株価は18000円くらいでした。
しかし、投資してから、あれよあれよという間に株価は下がってしまい、正直あまり大儲けしたという記憶はありません(下手なだけかもしれませんが)。
今度こそとは思いつつも、どこか信用できない気がしてしまっています。
今回の相場は腰折れせずに、上昇気流に乗っていってほしいですね。

軽減税率の廃止とNISA

2014年から証券投資の税率が通常に戻りました。
今までは、証券投資を活性化させるために、10%の軽減税率を適用していました(所得税7%、地方税3%)。
それが、今年から通常の20%に戻りました(所得税15.315%、地方税5%)。
「特定口座・源泉徴収あり」にしている方は、特に気にしなくていいですが、
確定申告をしようと思っている方は、気を付けてくださいね。

ご存じのとおり、証券投資優遇税制が終了し、税率が通常に戻ったところで、
NISA(少額投資非課税制度)という制度が始まりました。

NISAとは、毎年100万円を上限とする新規購入分を対象に、その配当や譲渡益を最長5年間、非課税にする制度です。
この対象期間は平成26年から平成35年の10年間です。

NISAの駆け込み需要はあるが・・・

現在、株式市場は上昇基調ですので、一般投資家の人たちが乗り遅れまいと、今年のNISAの枠に
申し込みをしているようです。この駆け込み需要で、もしかすると日経平均株価は一段高になるかもしれませんね。

私は今のところ、NISA口座は開設していません。私の投資の考え方とNISAが合わないのが理由です。
NISAは確かに非課税というメリットはありますが、その一方でいろいろなデメリットもあります。

主なものをあげると、

  • 損益通算や損失の3年繰越控除が使えない。
  • 投資信託の特別配当金は非課税にならない。
  • 非課税なのは5年間だけ。それ以降は課税になってしまうので、自分のタイミングで売れない。
  • 配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に選択しておかないと課税されてしまう。
  • 代用有価証券として使えない。
  • NISAの対象とはならない銘柄もある。

といったことがあります。

私が一番嫌だなと思うのが、「損益通算や損失の3年の繰越控除が使えない。」というデメリットです。
NISA口座に入っている銘柄とそれ以外の口座に入っている株式の損益通算はできません。
NISA口座間の損益の通算もできません。
また、その年の投資が通算でマイナスとなった場合には、その損失は翌年に繰越を行い、翌年の利益と
損益通算を行える制度(3年間の繰越控除)もNISA口座の株式についてはできません。

また、「非課税なのは5年間だけ。」というのも気になるところです。
ある株式を100万円分購入しました。それをNISA口座に入れます。
非課税期間が終わったところで、80万円に値下がりしていたとします。
それは自動的に、NISA口座ではない口座へ振り替えられます。
そのときの口座振替の取得原価は100万円ではなく、80万円となります。
そうすると、仮にその後、買ったときの値段100万円になったとしたら、(100万円-80万円)=20万円に対し
課税されてしまうことになります。普通なら購入した値段が100万円なのだから、株価が100万円に戻ったとしても
課税されませんよね。でもNISAについては違います。
NISAは右肩上がりに値上がりしているときにはいいのですが、そうではない場合、微妙な制度ですよね。

NISAは中長期で保有する人向けの制度と言えますが、今の株式相場の上昇基調も脆い部分があるかと思われます。
しっかり研究して、納得したうえで口座開設するといいでしょうね。

ではまた。

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