労働力の減少
こんにちは。
最近、巷では女性の社会進出について、よく語られています。
配偶者控除廃止の議論やパート主婦の厚生年金加入のニュースなど見ても、世の中の流れは、女性が外に出て働くことを促しているようです。
子育て中の女性についても、働くことが推奨される傾向にありますし、実際に子育て中でも働いている女性は多いです。
これは当然の流れなのでしょう。
労働人口はどんどん減少しています。
普通に町を歩いていても感じます。
昔は、マクドナルドのようなファーストフード店で働いているのは、学生ばかりでした。
けれど、最近は自分くらいの年齢の女性(パート主婦)が非常に多いのです。ときには、とてもお歳の方が働いていたりもします。
若い人が減ってきて、どんどん高齢化してきており、働く人そのものが減っているのです。
このままでは、本当に移民政策を実行しなければ立ち行かなくなってしまいそうです。
だからこそ、家庭に眠っている主婦層(30代~50代)の労働力を掘り起こしていかなければなりませんね。
女性が子育てしながら働くことの難しさ
とはいっても、なかなか女性が子育てをしながら働くのは大変です。
とくに子供が幼稚園から小学校くらいの間は、現実的にはガッツリと働くのは難しいと言えるでしょう。
私の子供は、今年の4月に小学生になりました。
小学校になるとPTAというお仕事が待ち構えています。
おそらくみなさんも恐れていることでしょう。
小学校事情に疎い私は、よくわかっておりませんでしたが、我が子の通う小学校のPTAというのは点数制というものを導入しているようです。
子供一人につき、必ず一回はPTAをやることが決まっており、その業務が点数化されています。そして、その点数の履歴が残るというシステムになっています。
PTAをやらずに、小学校を卒業することも可能なようですが、そのまま地元の中学校に上がると、その母親たちの間で噂が広まり、白い目で見られることは必至のようです。
よくPTA廃止の議論などが持ちあがりますが、私自身は、PTA自体はやはり必要なのではないかと思っています。
学校に関することをすべて先生に丸投げしてしまうと、先生の業務が多くなりすぎて、肝心の教育がおろそかになってしまいますし、先生があまりにも大変です。
やはり、親が負担できることはできる限りやるべきというPTAの理念自体には、賛同せざるを得ません。
ところで、実際に子供が小学校に入学して、PTAについてわかっていると、不思議に思うことがあるのです。
母親がPTAに参加することが、前提になっているというところです。
これだけ働く母親が増えても、PTAに参加するのは母親。これっておかしくないですか?
我が子は学童にも通っており、学童にもPTAというものが存在します。
学童保育は、当然両親ともに働いている家庭の子供が通うので、母親たちはみんな働いています。
この学童のPTAをやっているのも当然に母親ばかりなのです。
(学童保育の役員会を開くのは、休日か夜のようです。ですから、父親が参加することも時間的に可能なはずなのです)
どうして父親はPTAをやらないのかと不思議になるのです。
一人っ子であればまだしも、子供が複数人いたら、毎年のように学校のPTA、学童のPTAと何かしらの役をやっていかなければなりません。学校のPTAは集まりが平日だったりするので、仕事をしている母親にとっては本当に負担なはずなのです。
子育て中の女性が、しっかりとした仕事をしていこうと思っても、なかなか難しいですよね。
責任を持った仕事であれば、片手間でできるはずはないです。
家事、育児、仕事、PTAとなぜか負担は女性にのしかかってくるのです。
これでは、いくら税制改正をして税金の負担が増えたとしても、もっと働こうという気にはなりません。
子育ては女がする仕事という昔の考え方なのでしょうか?
パパもPTA参加できるようになればいいのに
さきほども書きましたが、小学校のPTAと学童のPTAは、子供一人につき一回はやらなければなりません。
うちは夫婦ともに自営業なので、パパも比較的時間の都合をつけやすい状況です。
最近、我が子の学校で、校舎の建て替え〇周年記念ということで、記念式典のための特別委員というものの募集がありました。
それに夫が立候補しました。
普段から、PTAの負担を夫婦で平等に負担しようという話をしており、私は学童のPTA、夫は学校のPTAをするということで話をつけています。
記念式典のための特別委員は、20名くらいの人数で編成されるようですが、おそらくほとんどママが参加ということになるでしょう。その中で、うちの夫はどんなふうに立ち振る舞うのか、ちょっと楽しみにしているのです(笑)。
もしかすると、夫をPTAに参加させるなんてありえない~って思う方もいるかもしれません。
夫は仕事に専念して、妻は家庭のことに専念するというお考えの人もいるのは当然です。
それは悪いことではないですし、昭和の日本では、それが当然でした。
しかし最初に書いたように、世の中はどんどん変わってきているのです。
「PTAに参加するのはママ」という固定的な考え方を斜めから疑ってみてもいいはずです。
私の周りのママたちに、この話をすると、「うらやましい~、いい旦那さんだね~。」と称賛されます。
これでいいのでしょうか?
子育ては両親でするものなのですから、いい旦那さんと褒められるのは、本当はオカシイですよね。
やるのは「当然」なんです。
イクメンなどという言葉があること自体が、おかしい社会です。
働くママにとって、生きやすい世の中になってほしいですね。
そして、本当の意味で平等な社会になってほしいですね。
ではまた。