X100Fが売れているらしい
こんにちは。
カメラ好きの人なら、一度は覗いたことのある新宿のマップカメラ。
そこでの売れ筋商品を見ると、FujifilmのX100Fがラインインしています。
2017年2月の発売以来、6月まで5ヶ月間トップ10に入っているとのことです。
(すべて新品カメラのランキングです)
X100Fはレンズ固定式の所謂コンパクトカメラというジャンルに入ります。
このようなコンパクト機がランキングにずっと入リ続けるというのは、異例のようですね。
私はX100Fが発売されると知った瞬間から、居ても立ってもいられず(大袈裟ですが)、前から所有していたX100Tをマップカメラの下取りに出して、2月の発売日に入手しました。
以下マップカメラのランキングのコメント↓
2月の発売以来、5ヶ月間ランキングに名を連ねているFUJFILM X100F。浮き沈みの激しいコンパクト機の部類では、異例のことです。X100シリーズとしては4代目、FUJIFILMらしく堅実に進化を遂げた1台。35mm判換算で35mm相当の単焦点レンズを搭載。こういうシンプルな構成のカメラは、古くからのカメラファンの支持が厚いのですが、X100シリーズはスタイル性も良いので、若い方の間でも人気が高いようです。街中で、さりげなく肩から提げていても絵になるカメラです。
スマホ全盛の時代に敢えてのコンパクトカメラ
どこに出かけても、皆さんスマホで写真を撮っています。
まあキレイに撮れますし、下手なカメラで撮るよりも信頼性は高いのかもしれません。
私はカメラに興味を持つ前から、スマホのカメラは嫌いでした。
何だかつまらないのです。
別に取らなくてもいいやって思うのです。
1年半ほど前、カメラに興味を持ち、カメラの仕組みについて本を読み漁ったりしてかなりの研究をしました。
本当にカメラはおもしろいものだということに気がつきました。
そして家にあったNIKONのフルサイズ機(Df)をメイン機として持ち歩き始めました。
でも一眼レフはやっぱり重くて辛いのです。
レンズを付け替えて楽しめるというのも新鮮で、レンズもいろいろ持っていくのですが、本当にげんなりしてしまうほど重いのです。
子供と一緒にお出かけすることが多いので、荷物がどんどん多くなってしまい、イヤになってしまいました。
写真好きで、写真がうまいな~と思う方を見ると、必ずといっていいほどメイン機のほかにサブ機を持っていることに気が付きます。
コンパクトデジカメです。
ご飯を食べたり、ちょっとしたときに、さりげなく取り出して撮影しています。
それがすごくスマートな感じに見えました。
いつでもオーバースペックなカメラを取り出すのはダサいと気が付きました。
スマホはイヤだし、だからと言っていつでも重たい機材を取り出すのもおかしい。
そこでコンパクト機を買おうと決めたのです。
小さくてもハイスペックなものがいい
コンパクト機といっても本当にいろいろあります。
小さいからと言って、ある程度満足できるものでなければすぐ嫌になるということはわかっていました。以前、オリンパスPENを使ったことがあります。今のPENはかなり良さそうですが、その頃はまだ出始めの頃で、あまりいいものではありませんでした。
中途半端なものはやめよう。
そう考えて満足のいくものを探し始めたのです。
センサーサイズは自分にとって重要な要素でした。
コンパクト機は高級と言われているものでも1インチが主流。
マイクロフォーサーズだとかなりいいほうです。
自分としてはAPS-C以上と考えたので、選択肢は絞られました。
そしてFUJIFILMのX100Tに決定したのです。
私のカメラの腕は、本当に初心者レベルです。
X100Tは自分にとってはすごく難しいカメラだと感じました。
考えながら使わなければいけないカメラだからです。
(もちろん考えなくても使えますが、それだと面白味がないのです)
このカメラを使うことで、さらに写真がおもしろくなった気がします。
X100Fの魅力
コンパクト機は本当に便利です。
どうしても女性は荷物が多くなりますが、X100Fはレンズフードを付けてもそれほど大きくならず、普段使っているカメラにさっと忍ばせることができます(普通のコンデジよりは大きいので注意が必要ですが)。
そして軽い。
肩にかけていても苦にならないし、小さいのでいかにもカメラ持っていますという雰囲気にならないのもいいですね。デザインも秀逸です。持っていて心が弾みます。
シャープな印象
X100Fを実際に使ってみて驚くのは、その解像度の高さです。
X100Tに比べてかなりくっきりと写り込む感じです。
うまく表現できませんが、ちょっとシャープすぎないだろうか?
と思うくらいまでくっきりします。X100Tはもっとぼやっとしてなかっただろうか?
これはX-T1からX-T2にしたときと同じ感覚です。
もしかするとこれが苦手な人がいるかもしれません(一般的にはいいとされていますよね)。
X100シリーズのやわらかさが損なわれた感じがして、最初は戸惑いました。
新しい機能が追加
フィルムシミュレーションでACROSが加わりました。
私は普段モノクロ写真は撮らないので、今のところ活用できていませんが、モノクロ写真好きの方だと表現の幅が広がるのではないでしょうか。
このあたりはX100Fの少し前に発売されたX-T2及びX-Pro2に倣っているようです。
X-T2とX-Pro2はXシリーズのフラッグシップ機ですが、それと同じ機能がついているというのは素晴らしいですね。出し惜しみしないFUJIFILMです。
フォーカスレバーなどの使いやすい機能も新しく加わっていて、これは自分の中ではかなりありがたいです。
X-Pro2のコンパクト版
X100Tと基本的には同じ機能ですが、EVFとOVFの両方を使うことができます。
これが他の会社のカメラにはない珍しいところです。
そしてOVFを使いながら一部EVFを使うことのできるエレクトロニックレンジファインダーという機能がついています。
こういうのは実用性云々というよりも、単純におもしろくて使ってみたいと思わせる機能です。
またマニュアルフォーカスでもピント合わせが楽なよう補助機能もついています(フォーカスピーキング、デジタルスプリットイメージ)。私は結構使います。
EVFだと電池の消耗も早いので、OVFでできるだけ撮るように心がけています。
ピントが厳しいときや輝度差が激しいとき、夜などはEVFを使います。
これらの機能はすべてX-Pro2と同じです。
レンズが固定式なだけで、X100FはX-Pro2とほぼ同じと言えるでしょう。
35mm版換算で35mmってかなり使いやすいです。
もちろん撮れないものもあるかもしれませんが、そんなものだと諦めればいいのです。
そういう割り切りができれば、かなりお買い得ですよね。
子供を撮ることが多いけど
もともとカメラを始めたのは子供を撮りたかったからです。
X100Fは子供を撮るのに最適なカメラというわけではありません。
けれど、どんなカメラを使ったとしても結局はその人次第。
自分の頭の中でイメージしたものをカメラに再現しようとしなければ、どんなにシャッターを切ってもそれなりの写真しか撮ることはできません。
ズームレンズをグリグリ回して、自分は一歩も動かないという状況で撮っていても、それはただの記念写真にしかならないでしょう。
どんどん自分が動いて、頭の中のイメージ、色、明るさを表現できるように近づいていきたい。
そのためには、できるだけカメラを持ち出して、日々使うことが早道なのでしょう。
運動会とか発表会など特別な時には、特別なカメラ・レンズを持ち出せばいいと思っています。自分としては普段はこれ1台でほとんど済ましてしまっていて、満足できています。
サブ機として買ったつもりが、いつの間にかメイン機になってしまいました。
ではまた。